写真:施工イメージ

ABOUTフレーム大工とは?

フレーム大工ってこんな仕事!

フレーム大工とは、木造戸建住宅の骨組み部分(土台・柱・梁・母屋・屋根)を組み立てる工事です。
大手ハウスメーカーからの委託や個人のお客様からの依頼で、一般住宅を造っていきます。

フレーム大工の流れ

  1. 準備・資材搬入

    まずは、工場から搬入された木材を慎重に現場に下ろします。その後、木材の状態を確認します。指定したとおりの質・本数になっているかをきちんとチェックします。

    また、フレーム大工を始める前に、もう1つ重要な作業として、「土台の水平確認」があります。柱を立てる前に改めて、土台が水平になっているかどうかを確認します。

    写真:準備・資材搬入 イメージ
  2. 1階柱・梁の設置

    最初に立てられるのは、1階の柱部分。掛矢(かけや)と呼ばれる大きな木槌を使って、水平状態を確認しながら土台に柱を打ち込んでいきます。

    1階の柱を建て終えたら、今度は梁の設置に移ります。梁は、建物に対して水平方向に掛けられる構造材です。建物の荷重を柱に伝える、重要な部位にあたります

    梁はクレーンを使って所定の位置に設置されるので、クレーンを操作する人、指示を出す人、梁を支える人など、柱を立てる時より多くの人数が必要となります。

    写真:柱・梁の設置 イメージ
  3. 2階柱・梁

    1階部分の建て方を終えたら、次は上の柱・梁・小屋組を組み立てる作業に移ります。柱・梁は1階と同様の手順で立てられます。

    すべての柱・梁を設置したら、建物がきちんと垂直に立っているかを確認するために「建入れ」と呼ばれる作業が行われます。建入れは、「下げ振り」と呼ばれる道具(糸の先に円錐形の重りが付いたもの)を使って行われます。建物の垂直が確認できたら、建物がゆがまないよう、「仮筋交い」を設置しておきます。

    最後に、小屋束、棟木、母屋を設置いたします。

    写真:柱・梁の設置 イメージ
  4. 上棟式

    上棟式は「棟上げ式」とも呼ばれ、木造住宅では「棟木」を取り付ける時に行われます。棟木とは屋根の骨組みの頂部に用いられる水平材のことを差します。

    棟上げ後、棟梁が破魔矢(はまや)や扇子車(せんすぐるま)を飾り、建物の四方に酒や塩をまいて清めます。

    本来は、棟木は建物を守る神が宿る場所と考えられていたために行われた儀式ですが、現在は職人たちの労をねぎらい、この先の工事の安全を祈願する役割が強くなってきています。

    上棟式イメージ